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ラジコンとかゲームとか趣味の話

どアンダーの犯人捜し

突然どアンダーになった TB05 を調査

犯人は十中八九アジャスタブルアッカーマンセットの C

どういう理屈でアンダーになるか、メーカーはなぜ C でレスポンスが良くなるといっているか理由を知りたい

 

先ずはステアリングワイパーの動きの差を A と C で比較

左A、右C(共に最大にステアリング切った状態)

切れ角A切れ角C

Aの方が外側のアームの方が水平に近い = 外側のタイヤの切れ角が大きい

 

では実際の切れ角はどうだ

 

A の場合(以下、写真見づらくて申し訳ない)

内側:28°

A_in_28

外側:22度

A_out_22



Cの場合

内側:28°

C_in_28

外側:20°

C_out_20



A でも C でも内側の最大切れ角が変わらないけど、これは構造上の問題でこれ以上は切れないため

(ステア内側のナックルがCハブに当たる)

切れ角の差としては外側に 2° の差異が出た

計ってないけど、多分 B だと差異は 1° になると予想

 

C なら外側のタイヤが  1° 変化する間に内側は 1.4° 変化する(28°/20°)

A なら外側のタイヤが  1° 変化する間に内側は 1.273° 変化する(28°/22°)

C は A と比較して外側に対して内側のタイヤの変化量が大きい = 動作量が多い

理論上(?)はステアリングサーボの速さは変わらないから、Cの方が速く内側のタイヤが切れる

そうなるとタミヤの商品説明「初期レスポンスを向上させたアグレッシブ」は理解できる

 

ここで問題なのは、内側の切れ角がどうやっても構造上 28° までしか行かない事

実際は内側タイヤの切れ角が変わらないなら、こっちを基準に考えるべき

C なら内側のタイヤが  1° 変化する間に外側は 0.71° 変化する(20°/28°)

A なら内側のタイヤが  1° 変化する間に外側は 0.78° 変化する(22°/28°)

C で外側タイヤの切れ角の変化量が減ったってことは、内側タイヤの切れ角変化スピードは変わらないが外側の変化スピードが(微々たる差とはいえ)遅くなったって事

この本当に微々たる差、切れ角減少と操舵スピード低下がアンダー感の原因なのかしら

しかしこれってタミヤの言っている事と逆の効果よなぁ

 

あとはアレか

内側タイヤの切れ角限度が制限されている場合、アッカーマン比を大きくすると最小回転半径は大きくなる一方になる

しかもコーナーの R とアッカーマン比で描かれる軌道が合っていなければ逆に抵抗になる

それでも曲げようとすると、抵抗が大きいので曲がるんだけど失速する

 

そうなると、前回の走行でどアンダーだったのとコーナーで遅かった事に説明がつく

 

いつも行ってるホームコースで TB05 を使う人が少ないのは、コースにアッカーマン比が合わない(合わせられない)からかも

一方、同じサスアーム、ナックル、Cハブの TA07 は内側タイヤの切れ角は TB05 と変わらないけど、ステアリングワイパーが違うのでアッカーマン比がコースに合ってるんじゃないかと思う

今更 TA07 は買えない(TA08 買っちゃってるしw)けど、TA08 はアッカーマンから合わせてあげた方が良いのかな

うん、そうしよう

TA08 は構造的に Cハブ無いんで、切れ角も大きく取れるしな

(ドライブシャフトの角度的に限度はあるけどw)

 

TA08 も本格運用したいので、タミヤさん、補修部品を安定供給して下さい!

あとアジャスタブルアッカーマンセット用に、A より狭い X を出して下さい!

マジお願いします!